2013年6月12日水曜日

Appleの意志


WWDC2013の冒頭に流れたビデオメッセージの日本語訳がとあるサイトに載っていた。

「もし人々がみな、追われるようにして作れるものすべてを作っていたら、いったい誰が1つのものを極めてくれるのか。我々は「便利」を「喜び」と、そして「豊富さ」を「選択の自由」と勘違いし始めている。
何かをデザインするためには、焦点を絞ることが大事だ。そして我々が最初に問うのは、人々にどう感じてほしいかだ。例えば、「喜びを与える」「人々をつなぐ」……その後、我々はその意図に基づき、手を動かし、作り始める。これは時間のかかる作業だ。
1つ1つの“YES”の背後には1000の“NO”がある。
我々はものごとをシンプルにし、完璧なまでに洗練し、我々の作るものが、1人1人の人生を変え、心に触れるようなものになるまで、製品のそこかしこに手を入れて、何度も作り直す。
そこまでやって初めて、我々は製品に署名を入れる「Designed by Apple in California.」と」
僕は漢字Talkの頃からAppleのコンピューターを使っているので、かれこれもう20年以上になる。自分たちが世の中に生み出す製品に対して決して妥協を許さない姿勢が、同じ物作りを生業にしている僕にとってはすごく惹かれる部分であり、それが長年使っている理由だ。
Jobsなき新生Appleの発したメーッセージに改めて共感すると共に、この言葉をAppleが忘れない限り、僕はこれからもAppleの製品をずっと使い続けていくだろう。


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