2013年10月26日土曜日

120人の大家族の家

昨年度設計した保育園の施工者も決まり、いよいよ現場がスタートします。施主、設計者、施工者が一体となって来春の竣工に向けて走り出します。

こんな思いで設計に取組みました。

三つ子の魂百までという言葉があるほど、幼児期の体験、経験、環境は、その後のその子の人生において、自覚無自覚に関わらず大きな影響を及ぼすといわれている。保育園に通う子供たちは、昼間のかなり長い時間をここで過ごすことになる。

そのため、保育園は家以上に生活の場であり、家庭的でなければならない。ご飯を食べ、うんちをし、眠り、遊び、けんかをし、虫を捕まえ、花のにおいを嗅ぎ、泣き、笑い、友達になり、人生の原風景がここで刻まれる。

だからいろんな体験が出来るように、いろんな経験がつめるように、いろんな場所を用意したい。居心地がよく、笑い声が響き、安心できる場所を。

そう、ここは120人の「すみだの子ら」が住まう大家族の家なのだ。



 

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